本を守る機能も備わった移動図書館
本というのはとても繊細なものです。
乱暴に扱えば表紙の部分が破けてしまったり、角の部分がへこんでしまったりと、一気に見栄えが悪くなってしまうものでもあります。
更には水など弱点となっているものがあり、うっかり雨漏りのする場所に置いてしまったら、中の紙がよれよれになって、まともに読むことも出来なくなるという問題も起こります。
だからこそ、本を運ぶという作業には細心の注意が必要となってくるのです。
移動図書館というものが存在しますが、これらに使われる車両にも様々な工夫がなされています。
平地に住んでいるとあまり馴染みのない代物ですが、山の上など人口の少ない土地だとか、自治体の方で図書館が分館を置いてくれていない地域の人にとっては、なくてはならないものとも言えます。
これらの移動図書館に使われる専用車は、誤って中の本が台無しにならないようにと機能が整えられているものがあります。
扉を大きく開いて、本棚を外へ向けて展示できるようになっており、それを利用者が閲覧できるという形になっています。
しかし、こういう風に大きく開閉する機能を持っているため、うっかりこの扉がちゃんと閉まっていなかった場合には、走行中に本が全部外に投げ出されてしまうなどのトラブルも起こり得ます。
雨の日などは隙間から水が入り、本が濡れてしまうこともありえます。
そんな悲劇が起こらないように、移動図書館車は扉が完全に閉まらないまま走ろうとすると警告音が鳴ったり、防水が完全になるように加工されているなど様々な工夫がなされているのです。